photo:Yoshi
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Marlborogh Soundsでのシーカヤックは今回が3回目。
しかし、今回私たちがトリップを計画したのは初めてのエリア。
トリップの計画、パンフレット作りから始まり、ようやくトリップ!となりましたが、トリップ中の強い風が予想されたため、ルートは代替案に変更。こうした悪天候時の代替案やガイディングスキルも試験の採点基準となります。
結局、出発はMarlborogh Soundsの東側にある、Duncan Bay。
風だけでなく雨も予想されたため、2泊ともエリア内にあるMatai Hut(山小屋)に泊まるツアーとなりました。
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私がガイドを担当するのは3日目。
1日目、2日目と無難に終わり、ようやく私がガイドを行う3日目。
しかし天気予報は、この日30~35ノットの強い北風を予想。
時速にすると50~60キロ程度の、かなり強烈な風です。
最悪の自体も想定しながら朝を迎えましたが、朝の海は極めて穏やか。
風も波もなく、湖のような静けさ。
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そのため、朝の1時間程度は、北向きのパドリングも可能と判断し、荷物をたたみHutを出発した一向は、北側にある小さな無人島を巡りながらのパドリング。
しかし、予報通り、パドリングを開始して1時間程度で、徐々に波、風が騒ぎ始めました。
北側にある島々の遊覧を終えて、後はひたすら南方向にあるDuncan Bayに戻るだけ。
まさにこの写真の10分後、天気は急変…
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天候はまさに、わずか10分程度の間に急変。
波、うねりが出始め、海面を猛烈な風が走り始めました。
波頭の潮は、風に煽られ、時おり竜巻を作りながら、吹き上がります。
しかしそこは、客役は全てアドベンチャーツーリズムの学生、しかも私以外は全艇が安定した大型のダブル艇ということもあり、波と風に押され、時おりサーフィンをしながらのパドリングとなりました。
最悪だったのは、ガイド役の私…。
大型のダブル艇がどんどん進み、一人シングル艇の私が取り残され、先を行く客役が時おりルートを見失う事態に…。
雨も降り始め、客役のストレスと疲労も徐々に増してきたようで、さすがにアドベンチャーガイディングの難しさを痛感しました。
一方で、一生懸命事前に覚えたMarlborogh Soundsの様々な情報や、自然、生態系にまつわるガイディング中の小話は、海が荒れる前後にクライアントに提供することができ、そのあたりは好評をもらいました。
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私が担当したガイド中の料理も◎だったようで、このあたりも悪天候時の失態を救ってくれ、どうにか最終試験は、パス。
しかし、Marlborogh Sounds、
美しい景観とその複雑な地形は、自然の怖さも同時に教えてくれました。
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