しかし、NZに来てから、これまでの私の常識は覆されました。
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とにかく清潔です。時々、あまりにもきれいにしてあり、思わず「ビューティフル」とつぶやいてしまうことすらあります。
NZの公衆トイレと言っても、様々なスタイルや管理者が存在します。
しかし主なものとしては、以下の2種類でしょう。
1、街の公園や公共の場に設置してあり、主に市が管理してあるもの。
2、国立公園やアウトドアのフィールドにあり、主にDepartment of Conservation (DOC)が管理しているもの。
どちらのトイレも、とにかくかなり清潔です。
もちろん、一部には古いものも見受けられますが、全体的な清潔さのレベルは明らかに日本以上です。
そして、私がここで特に強調したいのは、上記2の種のトイレ、つまり日本の環境省のような国の組織、DOCが管理するトイレです。
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例えば、何日もかけて歩くトランピング(トレッキング)トラックの森の中や、標高2000m級の山小屋に設置してあるトイレ。
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そして、険しい太古の森に囲まれた山の中に、
ちょこんと、付近の景観を崩さない程度に、トイレだけは立派に設置されてあります。
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そのほとんどが、ちょっとびっくりするくらい、とてもきれいに保たれているのです。
きれい、清潔、ということですが、もちろんそれは利用者のモラルの高さも理由の一つだと思います。
しかし、もう一つには、やはり管理する側の努力の成果だと思います。
私もこちらに来てからというもの、山、川、海、様々なフィールドに設置されたトイレを利用しましたが、どんなに人里離れた場所にあるトイレでも、まず紙が切れている(なくなっている)状態を見たことがありません。
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このあたりはさすがアウトドア大国のすごさだと感じます。
この国は、アウトドアに何が必要で、何がいらないかをしっかりと理解しているような気がします。
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「トイレを清潔に!」
とてもシンプルです。素敵です。
明日から、誰でも真似できることです。
でも国として、膨大なトイレを、ずっと清潔に保つことは、ちょっと難しい。
だから、そんなシンプルなことを、しっかりと制度設計しているNZは、やっぱり気持ちいい。
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