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さてここでは、分かりやすくするために
「NZへの国際観光客」 VS 「沖縄への観光客」
という図式で比較します。
NZについては「海外からの入域観光客」
沖縄については「国内、海外からの入域観光客の合計」を対象とします。
ニュージーランドと沖縄、
それぞれのエリアの入域観光客数やその動向を見てみたいと思います。
沖縄の観光客数は600万人ですから
数の上では、沖縄はNZの2倍以上の観光客を獲得していることになります。
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沖縄県が算出している年間の観光収入は変動もありますが、約4000億円です。
これに対してNZの国際観光客からの収入は年間約6000億円(2010年3月までの1年間)です。
さて、観光客数では半分以下のNZですが、観光収入は沖縄を上回りました。
もちろんその理由は、観光客一人当たりの消費額です。
沖縄県の観光客一人当たりの旅行中の消費額は7~8万円でしょう。
2010年はついに7万円を切ってしまいました。
これに対して2008年のNZの国際観光客の
平均消費額は2,681NZドル(約17万円)です。(国際間の航空運賃を除く)
ちなみにこのうち、日本人観光客の一人当たりの消費額は4,365NZドル(約28万円)。
消費額に、日本⇔NZ間の航空運賃は含まれていません。
NZにおける、国籍別に見た、観光客の消費額ナンバーワンは日本人です!
参考までに、訪日外国人全体の日本滞在中の平均支出額は11万3195円です。
(2011年1月~3月 観光庁)
つまり、同じ日本人でも、沖縄旅行では7万円を現地で使い
NZ旅行では28万円を使っていることになります。
どうお感じになりますでしょうか…
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沖縄観光の平均滞在日数は3~4日。
これに対してNZにおける国際観光客の平均滞在日数は20.9日(2008年)。
この日数はいくらなんでも長すぎだろうと思うのですが…。
ちなみに、NZを訪れる日本人観光客の平均滞在日数は16.4日。
こちらも、ちょっと長すぎると思います。
どうやら、観光ビザで滞在し3ヶ月間語学留学などを行う方がいらっしゃるので
そうした数字に影響されているものと思われます。
NZ政府では、こうした影響を受けない調整値のようなものを発表していて
それによりますとNZの国際観光客の平均滞在日数は9.8日となっています。
(日本人旅行客は6.5日)
それでもやはり沖縄観光の3倍近い滞在日数になっていることになります。
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以下のサイトには観光客の国籍別の特徴なども分かりやすくまとめてあり、比べてみると面白いです。
NZ政府 国際観光客マーケットリポート
さて、この資料では、観光客の旅行目的についても調査をしています。
それによりますと、NZを訪れた観光客の目的(2008年)、そのトップ5は…
1 Walking & Trekking
2 Sight seeing (Land )
3 Scenic / Natural Attractions
4 Boating
5 Volcanic/Geothermal Attractions
以下、文化遺産、博物館、ギャラリー、庭園巡りなどと続きます。
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やはりその特徴は、NZの自然に関わるアクティビティの人気が極めて高く
NZ観光を支えている、ということです。
その大きな柱の一つとなっているのが
アドベンチャーツーリズム(Adventure Tourism)です。
アドベンチャーツーリズムについては、今後さらに詳しくお伝えします。
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